昨年12月22日に本会議を終え、その後も野宿者の同行支援や、航空計器跡地の巨大マンション問題などで忙しい中、市内の特養でノロウィルスが発生。母のデーサービスが中止になったまま、年末年始の休業に突入。ヘルパーさんもお休みなので、昨年同様、ミニデーサービス「我が家」開業と家政婦は見ていた市原悦子もやった。
姪っ子もおなかが大きい中、新年は一日おばあちゃんちに来てくれて、お正月を母と一緒に祝ってくれて、助かった。みんなに面倒を見てもらって、母は本当に幸せ者だ。31日にシャワー浴を済ませると、「お母さん、一年の垢が落とせてよかったね」という私に「はーーい、来年もよろしくお世話お願いします」と言われ、「あちゃー、分かりました」と答えました。一年前と違うのは、介護にお弁当をたくさん入れたこと。高齢者の弁当業者は本当に増えていて、ワタミもコンビニやファミレスも配達をするそうですが、やはり、高齢者専門の業者はもう徹底してます。結局利用することにした2社は群を抜いています。そのうちのMフーズは本当においしいし、有機野菜の味がして、家で作るものと違和感が全くありません。しかし、とくにやわらかいものや刻み食がないことから、G社とM社を利用することにしました。
母の認知症は食事をたくさん食べられるようになってきた最近は、エネルギーをもてあまし気味。尊厳ある自己回復のために色々やってくれます。まず、ゴミだし。黄色有料袋は母の記憶にはありませんので、なんでもごちゃごちゃにポリバケツの中に捨てます。転ぶから外に出てはだめといっても、階段の掃除もしようとします。「お母さんは天皇陛下なんだからそういうことはしないの」というとああそうなのという具合です。2階住まいなので階段からの転倒が怖いのです。
また、食器洗いに生きがいを感じて、食事の途中でも洗ってしまいます。
お母さんはきれいずきだねーとか、食器あらいたのむねとかいうからかもしれませんが、
これは私の前で、いいところを見せようとしているのかもしれません。
私は、母にとっては、「認めてもらいたい相手」なのかもしれません。
すこし反省してます。
最近は、お習字をやめてもっぱら掃除です。
何デモ捨てます。トイレクイックルのケース(詰め替え用を入れるので、捨てて欲しくないのですが)、頂いたお歳暮の包み紙、誰に頂いたか全く分からなくなります。
届いた手紙も開けて何やら不思議なオブジェにしてます。大事な請求書もあります。
電話勧誘の海産物を注文してしまい、どう見ても一万円ではない代物が来ます。3回目で支払ってしまいましたが、電話で断り、返金してもらいました。開けてしまった海産物は返送しなくてよいそうです。
一番怖いのは火事です。へルパーさんが帰るたびに家の外のガスの元栓を切っていくことにしました。
すると今度は、オーブントースターを使って、おもちを焼きます。
そこまでは良かったのですが、お弁当が届くようになって、開けても食べ方が分からず、プラスティックのケースごとオーブントースターに入れてしまったり、年越し蕎麦を小さなお皿に盛り上げてラップをして冷蔵庫に入れようとしていたり、これからはもう切れ目なく3時間おきぐらいに行かなくては駄目なようです。
独居はもう無理かもしれません。オーブンタースターも使わないように冷蔵庫の上にかたずけました。
お湯を指して飲める葛湯などを飲もうとします。おなかがすいているというより、何かしたいのです。
残存能力を活かしてその人らしく自宅で暮らすという介護の目標ですが、やはり同居家族がいなくては駄目なのではないでしょうか。
来年もお世話をよろしくと言われましたが、施設を探そうと思います。
オーブントースターで焼かれて、カチカチになったご飯のプラスティック容器を見ているととても悲しくなります。このご飯を母が食べてしまったとすれば、とても毒です。母も異変に気づいて焦げる前に取りだしたようですが、ご飯はたべてしまったかもしれません。本人は食べてない、捨てたといいますが・・・。