ちくりん舎は「市民放射能監視センター」です。
ゲルマニウム半導体測定器はフランスのNPOがフランス国内で寄付金を集めて、福島第1原発事故以後の日本に役立てようと寄贈してくれました。
長くゴミ処分場問題に取り組んできた日の出町の「たまあじさいの会」の敷地の竹林をバックに立てられた「ラボ」には、ゲルマニウム半導体測定器とNAL シンチレーター測定器が置かれていました。
現在、エコセメント工場付近の土壌調査に放射能セシウム調査も加えたとのこと。
また、福島に残った子どもたちの健康調査に役立てようと、子どもたちの尿検査を無料で行っているとのことです。一般の調査に出すと3万~5万かかる尿のセシウム調査を無料で行い、食生活などのリサーチからアドバイスをすることで、セシウム含有量が高かった子どもさんも数ヵ月後に低くなった例があるそうです。福島の自家栽培の野菜を多く食べていた子どもさんの食生活を、産地を選んだものに変えたらどうかとアドバイスした結果、再測定のセシウムは低くなっていたそうです。体外に排出されたと言えます。
検出下限値が低い高精度定量が可能だということです。
今後は、多摩川に流れるセシウムを継続して調査していくプロジェクトを立上中で、調布狛江の中流域の川底の土壌調査に協力していくことにしました。(調布のFさんなどと協力)。
写真は、ちくりん舎入口に置かれた「風の塔」前にて
風の塔は日の出のトラストに置かれていた処分場反対の運動の象徴の塔の一つ。
貼り付けてるタイルは反対運動への思いを込めて手作りしたものだったと記憶する。