24年度決算は、予算編成は矢野前市長だが、7月からは高橋市長の任期。しかも、9月議会では補正予算で臨時財政対策債借入を一億円減額した。
選挙でも焦点となった「臨時財政対策債」を限度額いっぱい借りるか借りないかで、限度額より3億は減らすと言っていた高橋市長だったので、実質高橋市長の市政運営に対する決算審議と言える。
そのようなわけで、共産党市議団は「不認定」
私は社民党も「不認定」
理由は、狛江市の市民活動や市政変革の歴史を「一部市民」とおとしめ、
狛江市の市民参加は「一部の市民しか参加してこない」と決めつけ、
市長選挙に勝ったのだから「基本計画」を作り変えてよいのだと、市民参加をさせずに基本計画改訂を行ったこと。
又、今年になってその基本計画を「変えることもあり得る」と答弁。
北部児童館建設は計画にないものだが、土地を物色するとまで答弁。
市民センターは改修とも増築とも新築とも・・と答弁。
一方、
保育園の民営化は基本計画で決めたからといって今年になって保育園民営化計画を出してきたが、
さらに市民参加で検討しないという。大きな政策変更には相当の市民参加をすることという条例に反している。
悪循環の図々しさと適当さというか、ご都合主義とも言えない不信感すら抱く。
市民参加不足で改訂した基本計画に書いてあるあるからと又、市民参加をさせないというわけ。
臨時財政対策債に関しては、予算額より2億2500万円少なく借りた。
しかし、市長決裁の範囲は、一般会計のせいぜい3%ではないか?
これは意見が分かれるところだが、一般会計250億の10%にあたる額を返してしまうのは、
もう少し議論をしてからにすべきだ。さまざまに予算措置が必要なのだから。
臨時財政対策債の減額はまず1億にとどめ、その先は市民議論を巻き起こして決定してほしかった。
不認定の理由はこれが一番の大きい。
政策ニーズとしては、認証保育園の保育料補てんがされなかった(25年度からは開始しかし、総額750万)
青少年対策も求められているチャイルドラインのような相談などが評価されていない。
将来のリーダー育成を理念とした青少年育成活動しか行われていないので評価できない。
認証保育園の監督指導も年3回指導に入っていいるが調査もにに終わっている。
とりわけ、アレルギーの子どのも割合が多いのに、調理体制は十分か?
また、園庭がないので近くの公園に散歩に行くが、遊具ひとつしつらえない、緑陰も作らない、冷たい市政だ。
国体のために見栄で花壇をつくり苗を植えかえるだけの花いっぱい運動に予算をつけた。
駅前三角地は子どもたちが1日2回遊びに来ているのに、花壇スペースが広がっていくのは市民的に容認しがたい。放射能対策も空間線量を測るだけで安全宣言を出している。評価できない。
市長の政治姿勢も、まず、狛江の市民活動を「一部市民」と色眼鏡で見て、
誹謗、馬鹿にした。
一部の取り巻きの話を信じた結果かもしれないが、市民にしてみれば許されることではない。
ほかにも、20年前の、狛江市の市民活動が爆発した契機となった、多摩川土手改造工事に反対し、
計画変更させた市民運動を先入観でとらえ、誹謗中傷。
土手の上は一部市民が反対したから管理者の国土交通省は舗装をしようとしたけれど舗装されていないと
間違った内容を公式HPで市民に回答した。
それも、担当が書いた文案をあえて市長自ら書き換えての過ちだったことが分かったが、謝罪をするどころか
、東京都が武蔵野の路事業であったが、管理者は国土交通省だったから私の回答は間違いではないと議会で答弁。
「あなたの仕事は東京都から金を持ってきて都立公園をつくることだろう!狛江の自然を壊しに来たのか!?」と反論され6月議会では黙ってしまった。
決算委員会では20年前の「武蔵野の路建設工事」が武蔵野の自然文化歴史にふれる散策路を造る工事なのに
土手の280種類の野草をひきはがし、芝を植え、コンクリートの植栽ブロックにサツキを植えるという、たった2種類の植物の替えてしまう、生物多様性とは全く逆の「今ある自然を壊し景観を台無しにする工事」だった、ということを説明したら、
それでもなお、20年前東京都の職員がペラペラ答えた「土手の自然は原始の自然ではない、したがって価値はない、だから壊してもよい」という内容と全く同じ反論をし、謝罪をしなかった。
先ごろ配られた観光マップに乗っている狛江の名所や散歩コースのほとんどが市民活動によって提唱され、担われていることを市長に説明。
市長の与党こそ「偏狭性を持った一部の市民ではないのか」と指摘しておいた。
落下傘の限界、情報がない、狛江を知らない、与党が質が悪い、与党が市のことを知らない、政治のことも知らない、・・を補完する副市長選定に失敗。その影響は大きい。総合的な調整役がいない。
歌は流れるが悪口も流れる。
壊すばかりの建設環境部。
防災センター建設に際しては、建物を建てることだけに目が行き、市役所前広場使い勝手などの配慮がない。
旗を立てるポールやばかでかい縁石で緑化スペースを囲ってしまい、さらに市役所前広場狭くした。
旗が大好きな市長。平和フェスタに日の丸を掲げろと言ってきたのには市民実行委員はもうただびっくり。
これから耐震改修が行われる市民センターの改修検討委員会に関しては、財政の見通しまでも市民が検討して、どのような改修がよいのか結論づけられるようにすべき。
市役所を中心に市民センターと防災センターがある狛江のへそに位置する公共施設をどうするのか?
そういった巨視的な視野で調整ができる調整役も必要だ。
最後に、高橋市長が心血を注いて予算をつぎ込んでいる市内道路の改修だが、この猛暑で昨年舗装した交差点に早、多きな陥没が見られる。暑さでアスファルトが柔らかくなった所に大型車両が走行すれば1年で陥没が出来る。
このまま、道路整備に予算を投入し続けるのか?ハードな町づくりのやり方の見直しは必要と
問題提起をして決算不認定討論を終えた。
たとえば、大型者が通る道路には緑陰が広がる街路樹を植えるなどしないと、
道路の陥没は止まらないだろう。
私達、環境景観市民運動をしてきた市民が言って来た通りになるってわけ!!