私たちが、自分の世帯情報を調布警察に狛江市によって提供されてから1月が経とうとする8月13日に、
ようやく狛江市総務部長は、調布警察から世帯情報を「とりあえず」回収しました。
7月15日の「広報こまえ」と市のHPで
調布警察が狛江市から個人情報を外部提供してもらって
1年半かけて、戸別訪問をして「特殊詐欺(振り込め詐欺など)防止の注意喚起をするというお知らせが載りました。
私も含めて、訪問の必要がない、世帯分離しているが実は子どもと同居、訪問拒否、名簿から削除要請などが市の担当に寄せられた。
市は、対応すると回答。
しかし、7月7日に調布警察に提供した世帯情報(個人情報)を一向に回収しない。
そこで、再三、市に情報の即時回収を申し入れてきた。
これから訂正する名簿を渡したままにしておくのは個人情報の自己コントロール権を侵害している。
条例に「個人情報の処理に対する苦情には速やかに対応すべし」とある。
個人情報保護審議会に諮れば良いというのか?!
などなどが理由だ。
そしてようやく13日に総務部長が回収してきたとの報告を受けた。
しかし「とりあえずの回収」で、事業を中止するわけではないとのことだ。
事業の是非については後段で少し触れる。
今日は、マンションの自治会でこの警察の訪問事業について問題になっていることを。
数百世帯が入居するマンションの中に、警察が入ってきて個別のドアを叩く、
訪問拒否、必要なし、とにかく来ないで、情報提供しないで、・・など様々な入居者がいるのに、
マンションの共有部分であるエントランスや廊下、中庭駐車場駐輪場も見渡せるところを刑事が歩き回る。
それは迷惑だ、やめてほしいという方もいると思う。
訪問拒否は共有部分も含めて拒否なんだからネツ!というわけだ。
また、エンタランスでの施錠を解除する時に、先方につながって始めて施錠を解除してもらう。
一件訪問したら、また入口まで出てもらわないと、続けて訪問するなんて、マンションの管理規約違反となる。
そういうことが問題だと話し合っている自治会が出てきている。
だから、なかなか事業を始めることができない、
今後も「訪問拒否」は五月雨的に出て来るだろう。その都度名簿訂正する?
どうやって訪問名簿を訂正するのか?
まずはそこを抑えなくてはならないのに
それなのに、市は7月7日に渡した個人情報を調布警察に渡しっぱなしにした。
その間の「自己情報のコントロール権」の侵害は大問題。
慰謝料の請求も可能ではないかと考えられる。
市は「振込み詐欺の被害が出てもいいんですか?」と言ってくる。
では、1年半もかけて訪問して、
訪問してないところから被害が出たら警察の責任になる。
また、訪問したところから被害が出ても警察の責任になると思うが。
もう一度事業そのものを検討しなおすべきだ。
そもそも、振込み詐欺という犯罪は?
「出し子」がいなければ成立しない犯罪というテレビ番組を見た。
また、被害にあったお金は闇の世界に流れているとも聞く。
そこまで、警察や警視庁は問題を多角的に捉えて、対応をしなくてはならはずだ!!
若者に「反出し子キャンペーン」を張ったほうがよい。
暴力団対策との連携はしているのか?
調査は進んでいるのか?
留守電に録音機能は月額450円くらい。
市民社会の安心と安全のためなら、そこまで深く真剣に考えてやって欲しい。
個人情報を提供してまでやってもらう事業の意味を、行政の担当と市長はどこまで考えているのか?
やり方を含めて、大変疑問に思う。