元旦の新聞各紙、「人口減少社会」について触れる論説が多かったようだ。
社民党の自治体政策交流会で、昨夏以降、さかんに言われる「極点社会」「農村たたみ」「都市消滅」
について批判的立場から大江正章氏の講演を聞いた報告を「社会新報狛江版」に掲載。市内に配布した。
今年の毎日新聞の元旦号。
私もかつて視察に訪れたことがある南信州の下條村の人口誘致政策と市の取り組みを取り上げた。
下條村では、
道路普請などは地域の人にやってもらう(材料は支給)
村なので課長が部長職だが、係長の数を減らして課全体で取り組むような体制を作った
浮いた財源で村営住宅を建て、安い家賃で若者世帯に移住してきてもらう
(この若者たちは飯田市などに働きに行っている人たち)地域の行事に参加などは条件。
保育園の統合、定員増、園舎新築、通園バスで送迎体制を整備などなど
視察から8年は経つが、
人口4000人をキープしているとのことだ。
しかし、これからも人口減少問題に直面していくことになると指摘されていた。
私も視察に行った時に、そういう感想を持った。当時のブログに書いてある。
保坂展人さんのツイッターには、日経新聞が人口減少社会を取り上げていること
保坂さんは、労働環境の改善がなければ、人口減に歯止めはかからないと指摘。
さて、
狛江市の小田急OXの繁盛ぶりといったらない。
クリスマスには1階のチェーン展開しているタルトパイの店には予約のケーキを受け取る行列ができていた。
年の瀬の30日には1階入口近くのお花屋さんが大混雑していた。
31日になると「一夜飾り」といって嫌われるからか、花を求める人でごった返していた。
タルトパイの店はリーズナブルな値段かもしれないが、
株高で景気がよい国民は多いと聞くからか?!と思ったが、
航空景気跡地にできた大型マンションに入居がかじまったのが夏だから
そこにお住まいの方たちが、そこそこ知れ渡っている店で買い物をしているのかと考えるのが妥当と気づいた
お花にしても入口近くのお店という買いやすさゆえだろう。
眞鍋フラワーは果たしてそういった客層の変化に対応できたのか???
もちろん来年が同じとは言えない。
狛江独特のお店を探し出す方もいるだろうからだ。
狛江市商工会は「こまえショップナビ」を発行した。
誠によいタイミングだが、新住民に行き渡ったのかな?と思う。新築大規模マンション自治会に持ち込み、
全戸に配布していただくように依頼したりしたらよいと思う。
たとえば年1回のクリスマスや誕生日の、
ケーキなら狛江市のあそこがチェーン店より美味しいわ!と発見と出会いがあるようにと願う。
プレミア付き商品券の発行が今年も見送られたが、政府の景気対策にまたぞろ大盤振る舞いが用意されているとの報道だから、狛江市でも取り組むことになるのかは、今後市長や市の幹部の考え方(商工会から新たな商品券をつかった活性策の提案がない限り取り組まない)が変わるかは未知数だ。
しかし、プレミア付き商品券を購入でき、プレミアの恩恵を得られる人たちは購買力のある方たちだから、
その購買力を商業の活性化に生かすような商品券発行策が待たれる。
購買力のあるマンション等の新規入居者が駅前の小田急商事の展開するスペースに入っているチェーン店にお金を落とす構造はとてももったいないと感じる。
まず、場所代が高い、原材料費と製造費と販売人件費を限りなく合理化しているチェーン店の商品は購買価格の割には品質は高くないのが一般的だ。同じお金を出すなら地元の確かな品質を見つけて選んでくれたら地元商業の活性化に繋がるし、購入者にも大きなメリットとなる。
商品券事業はそのあたりの工夫が必要なのは言うまでもない。
ちなみに、小田急OXのイベントコーナーの商品がしかりである。
漬物やさんやお餅、お茶、すべてが場所代の高さを上乗せしている品質だし、だから高い!
しかし、販売の方たちが気の毒で時々は買うのである。
今日も新年から熱心に販売している方のため、黒豆と漬物を買った。
黒豆の煮物は確かに美味しい。
しかし、漬物は味付けはよいが野菜は硬い。試食したものの多くは外国産だった。
べったら漬にしても、小茄子にしても、弱ってきた歯にはコツコツとしている。
ひと噛みではらりとほぐれる漬物の美味しさには遠い商品だが購入した。
「こんなもんだ」という買い物も必要なのだ。
なぜなら昔はいつも近所の店で買い物をしていたわけで、冷蔵庫もない時代に売れ残ったり、外れたりした果物でもなんでも承知で買っていたのだから、
だから、「この間の桃、おいしかったねえ!」という言葉が出るわけだった。
全てに損をしないような買い物の仕方ではダメなのを親たちから学んできたが、いつのまにやら、絶対得や絶対価値を求める消費者になって行った気がする。
そろそろ人生も終盤だから、買い物の仕方を変えようと考えるこの頃だが、商店街がなくなってしまって、
チェーン店ばかり、製造物責任法や食品安全法に守られた消費者にさせていただいているが、
顔の見える関係って損得もお互い様ってやつなんだけど、その顔の見える関係ができる商店街がなくなっている。
損しない、得する買い物ばかりじゃないよってこれからどこで学ぶのか?
しかしこんなこと書いているが、生協にも共同購入にも文句も言いたくなることもある。
今年のきんとんは共同購入したお芋がひどくて失敗した。
栗の甘露煮2瓶返して欲しい!!と心の中で叫んでいる自分がいる。
作っている途中で悪い芋に気づかないのがいけないのかも・・・。
トホホな幕開けでした、はい。