市長選挙の候補者が出揃ったようだ。
矢野現職市長も記者会見予定を組んだそうだ。
元三小PTA会長の伊藤正昭氏、
元市議会議長の高橋清治氏、
現職矢野裕氏の鼎立、三つ巴選挙となる。
これこそ、私の望んでいた形。
各陣営、いまだ政策がでていない。
それぞれあまり変わらないようなものが出るだろうといわれているが、そうだろうか。
確かに字面はあまり変わりはないかもしれない。
財政改革は誰がなってもしっかりやっていかなければならない。
そこのところは同じ。
で、そういう中で、なにに重点をおくかはそれぞれ違うだろう。
気になるのは、現在審議委員会で検討中の「市民活動支援センター」のつくり方だ。
これは、市長の意見が大きく作用すると思うが、
中間支援組織の置き方、
とりあえずのはじめ方、
はお三方ではイメージがちがうのではないか。
中間支援組織はどうする?については、
一番の可能性はとりえず今ある「社協」のバランティアセンターをスライドさせるというやり方。
強化計画を昨年春に出したにもかかわらず、社協は、市民活動支援センターの検討が始まるので、さらにもう一年(5回の検討会)かけて、この3月に再度「強化計画」を出してきた。
しかも、社会福祉士の資格をもつプロパーの職員をこの4月に募集している。
いままで在籍していた職員が、市役所福祉事務所に転職した。
これを機会に、縮小することも考えられたのに、募集をかけるということは、
何らかの形で、市民活動支援センター(以後、センター)にかかわり続ける保証があるからだ。
センターに予算が回れば、同じような社協のボラセン【福祉関係のボランティアノコーディネートをしてきた】はいずれ縮小統合されるかもしれないのに、正規職員採用の背景は?
もちろんはっきりしたことはいえないが、センターにスライドあるいは、出向を予測していると思う。
市民活動支援センターには、実は、私はかなり期待をしている。
将来の自治体を担う中核となるのが市民活動と考えるからだ。
それによって、役所の正規職員のあり方や議会のあり方も大きく変えることが出来る。
議会の一般質問でも、これによって、
行政が出し切れない政策や実験的な試みなどに市民が取り組め、それによって当然議員の数も減らせるとはっきり発言してきた。
そのあたりのイメージの共有者と市長選挙はともに戦いたい。
旧態依然とした勢力は、市民活動支援センターを骨抜きにしてくるだろう。
社協のボラセンをいれるにしても、入れ方だ。
社協とは別物としてスタートし、ボラセンのノウハウをもって、センターで働く人材となるならまだよい。