赤字のところ訂正しました。一般会計の人件費30%と書いた部分です。24%に訂正します。
一般会計のほか下水道会計で人件費6400万、パートなど入れると人にかかるお金総体で30%ぐらいになると私は推測します。
市長候補の伊藤正昭氏が
元市議会議員の清水信之氏主催のシンポジウム
「伊藤さんがプロデュースしたい狛江って何ーーに?」の席上で
『狛江には閉塞感を感じている』と発言したことをこのブログで紹介したら
「私も感じている」というコメントをいただいた。
「あいさん」・・ですね。
「普通のサラリーマンが税金の納めがいのある狛江に」というご意見でした。
わたしに少し期待して下さっていると聞いて(読んで)
ありがとう、頑張ります。
狛江市の財政ですが、
一般会計というのが、今年約214億。
そのうち
24%が人件費です。
51億円ですね。
最近は、民間委託やパートタイマーなども多く、人をつかっても(言葉悪いですが)
委託費や物件費になっているのは除いてです。
一般会計規模の約半分の100億円ぐらいが狛江の自主財源といって、市民税、固定資産税、
法人税(
3億円ぐらいで少ない)、軽自動車税(暫定税率下がりました)などですから、人件費は自主財源のなんと
5割です。
病院なんかもそうですが、完全に人、人が中心の職場です。
民生費という福祉関係の費用は人件費が高いです。
民生費でも、お金で出すような扶助費は多くが国、都の補助や支出金なので、市は3分の一負担というケースが多いです。
福祉関係の人件費を削ってしまおうというのが民営化です。
保育園とか学童とかを民営化してしまえば、そっくり委託費に移行しますから。
でも、保育園を民営化しても補助金を出すので、
民営化しても一園あたり5千万安くなるだけだそうです。
狛江市は6園あるので約三億円安く済みますが、
園舎がぼろぼろなので、大規模改修しないと民営化するにも
手を挙げる業者がいません。
そんな状態で、この4月、狛江の保育園は定員弾力化しました。
待機児対策としてです。
17名の増を組合と交渉して決めたそうです。
私も勉強して初めて知ったのですが、1歳ルールというのがあって、
1歳児クラスは最大10人まで、それ以上超えるとどうしてもスポイルされる子供が出るそうです。
それで、定員を増やすけど、2クラスにしたそうです。
公立では、ぎりぎりそういうことを守ろうとしてくれています。
1歳児の発達はほんと子どもによって違うから、10人以上の集団では、静かな子どもや逆に
聞き分けのある子どもが、手のかかる子どもに保母さんがかかりきりになったりするとスポイルされるんでしょうね。
毎日、長時間のことですから、子どもの育ちを保障する保育が望まれるわけです。
よく、私も子育てしてたときに、姑の家にいくと、
食事のとき必ず「はい、これでいいわ、ママのところでまた充分栄養とって」といって
茹で上げうどんとか、から揚げとかで食事を済ませてましたけど、
それは、今は例外って意味でしたんでしょうね。
保育園はそうじゃ困りますね。
話ずれちゃいましたけど、
民営化すれば良いかという問題が残ります。
人件費に切り込みを入れるというけど、難しいですね。
市民活動でこれからの自治体を乗り切ろうというイメージはあるんですけど
ぼちぼちやってきます。
今日、大阪の橋下知事が泣いて1000億削る予算案を出していましたね。
都の補助と同じ、府の補助が削られるからもめているんですね。
あと、固定資産税ですけど、農地にも宅地並み課税されている農地があり、
一生耕す約束をした生産緑地ではないんですが
近い将来相続税などのときに売るつもりの農地です。
よく、幹線道路沿いにいい畑があるでしょ。
あれです。
相続が発生するとすぐマンションです。
農家は駐車場やアパートを持っている方が多いです。
自主財源は100億ですから、やりようによっては楽しい街になると思います。
みんなのまち、みんなの100億円と考えれば楽しいじゃないですか?!
それに地方分権の財政部門がさらに進むことになっていて、
これのやり方で希望が少しは出てきます。
国からの税源移譲です。
押し付けられるのではなくて、自治や権限を渡してもらうことです。
閉塞感・・・将来が見えない状態や、
評価されてない状態、
良くない状態なのに手詰まり・・・・。
狛江の閉塞感は手詰まり状態に似ているかもしれませんね。