狛江市男女
平等推進プランの改定で「狛江市男女共同参画推進計画」(以降、推進計画)を策定するが、その審議委員会が先日スタートした。女性センターの設置など議会で提言してきたが、公共施設再編時に複合施設に入れられるよう検討したいとの答弁をいただいているが、それきり。
また、国のDV防止法の改定でDV防止・啓発などの対策の行動計画を策定することが市町村の努力義務となったので、それも求めていたところ、この改訂作業の中に入れて行くとの答弁をいただいていた。
それらの課題を盛り込んでの改訂作業となろうが、第一回の審議会を傍聴した。
市民公募委員にはなんと一人しか応募がなく、かつての推進プラン策定の委員も有識者として加わっている。
推進計画の主な柱立ては、
1、DV防止行動計画の策定
2、子育て支援
3、ワークライフバランス
とすでに提案され、素案が作られていて、その素案の検討をお願いしたいと事務局説明があった。
その検討に入る前に、各柱ごとの部会にわかれて、部会でまず、勉強と議論をして、
それから全体の議論、
素案の修正
パブコメ
答申の作成
という手続きのようだ。
DV対策に座長が兼任。戒能民江(カイノウタミエ)御茶ノ水女子大教授。
委員は3つの部会の議論にすべて参加も可能。
簡素で体系化されすぎの感もあるが、議論には期待する。
ぜひ、傍聴をお勧めします。
とりわけ、DV対策部会は、私の提言で、
市町村努力義務である中、狛江市がかなり先駆け的に取り組むので、
ぜひ、傍聴してほしい。
DV部会
7月17日(金)
7月24(金)午後7時から9時をめど、
子育て部会(前 みつ子部会リーダー、前計画の策定委員であり、ジャーナリスト)
7月29日(金)
8月7日(金)
ワークライフバランス部会(部会リーダー脇坂 明 早稲田大学教授 (学識委員)が欠席のため決まらず)
有識者には
母子支援相談員の橋本良枝氏。児童相談員の西山ともこ氏。
社協から大塚隆人氏。公民館女性セミナーの保育事業の指導員、亀山陽子氏。
商工会から高橋寿之氏。が入っている。
行政職員は政策室から平林室長、子育て支援課から高橋課長、指導室から統括指導主事の吉田知弘氏。
組立てはしっかりという感じだが、ワークライフバランスには注文がある。
政府が音頭をとってのワークライフバランス(WB)には、働けてこそワークライフバランスという感覚が少ない。狛江市ではぜひ、WBの前提に就労支援を入れていただきたい。
同時に、
男女共同参画社会の基本は、同一労働同一賃金であるといっても過言ではない。
ぜひ労働界からの審議委員参加を求める。
連合東京でも、市内の企業の組合からでもよいので、参考意見聴取などをしていただきたい。
また、都教委のバックラッシュはすざましいものがある。
七尾養護学校の性教育をめぐっての裁判では、民主党の東京都議と都教委が負けた。
ジェンダーという言葉を使わせないとか、男女混合名簿をもとに戻させるとかいったことを各地で展開してる。
そんなことのために統括指導主事を入れているのでは看過できないということもしっかりと指摘しておく。
みんなで傍聴して、よい計画を作りたいものです。
みなさんお力を貸してください。