まさに20年ぶり、市政施行の第1次から1991年の第2次基本構想に続く、第3次の自治体構想が策定中であることは、これまでもブログにアップしてきた。
市民も入った策定委員会の最終答申を行政が文言など手直しし、議会に上程。
総務文教委員会に付託され、一時は、否決差し戻しか(?)といわれたのに、一転、期間を20年から10年に修正するだけの明政クラブ(自民党)、公明党、民主党の共同提案が可決され、生活者ネットワーク・社民党として提案した「原案への加筆修正」は否決された。会派として今までの積み重ねの上に10数時間の議論を経て作成した加筆修正だ。
28日の月曜日に、本会議で再度二つの修正案の審議が行われ、最終決定される。
修正提案は、総務文教委員会委員のネットの吉野議員がする。
私は賛成討論をする予定。
また、行政提案の原案に対しては与党共産党が賛成討論をする。
ぜひ、傍聴に来てください。
詳しい報告は本会議終了後にするつもりです。
私としては、
12月議会の一般質問でまず、取り上げ、構想の策定の仕方について主に質問した。
3月議会では、
・構想のフリンジとなる「公共施設再編計画の今後」
・「子育て支援策(保育政策)の戦略的な立て方」
・「行政の事例から地下水保全条例や水収支を出していく必要性」
を質問。
6月議会では、分権自治改革にとって不可欠な議論となる
・「自治基本条例策定への行政・市長の思い」と「狛江市での策定アプローチは市民主導」
を質問した。
また、議員になる前、なってからの取り組み課題である「環境」「人権(子どもの人権も含め)」「平和」「教育」
「男女共同参画」「行財政改革」「市民活動と行政の協働」など。これらすべてを総動員して、基本構想の議論に臨んだつもりである。
策定過程では、皆勤ではないが、できる限りの傍聴を心がけ、傍聴人発言の機会も活かしてきた。
素案に対するパブリックコメントは、議員もて尾案できる。
都議選で超多忙ななか、大田区で散らし撒きをし、母の介護をして帰宅後の夜中の12時ぎりぎりに提出。幸いご理解いただき、
審議会にはかなり取り入れていただいた。しかし、このパブコメがやはり十分でなかった。
今回提出した修正のなかで「男女共同参画社会への視点」「子どもの人権の視点」は、パブコメ受付時間ぎりぎりの夜中の12時に書き加えることができなかった点である。
きっとパブコメに乗せたら、取り入れていただいてたのではないかとも思う点であるので、
私たちの修正案は否決されてしまうことが明らかなので、本当に残念で
市民に対して申し訳ないと思っている。
基本計画にしっかりと位置づけていただくように改めて議場で要望する予定だ
★市民に見える議論をして決めていくことが議会の最大の使命だ。
基本構想策定に議会もかむことで、議会改革の成功体験をもつことが、これからの議会にとってとても重要であると考えたが、その機会は、残念ながら活かされなかった。上程されたものを審議する立場に終止せざるを得ないように議会自らが可能性を狭めてしまったように感じる。総務文教委員会の最中に、委員長自ら「この委員会は行政への質疑と応答で行い、議員同士の議論はない、行政に質問してそのなかで議論することになる、まさに壁打ち(テニスなどで壁に向かってボールを打つ)のようなものである」と発言したことは、衝撃であり、委員長の正直な持ち味の現れと感じたが、議会改革の課題はまさにそれではないかと思った。(しかし、そのような中でも、われわれの会はが提案した修正案には、中身の質問はなく、提案したんだから行政に対してと同じように壁打ちでもいいから他の委員の質問などが欲しかった)それゆえ、期間の修正だけにとどめたようであるが、当初の「否決差し戻し(差し戻しという制度はないが)、あとは会派で行政と調整」と何処が違うのだろうか、聞いてみたいものである。