タイトルに書いたが、れいわ新選組は躍進したのか?
東京でも神奈川でも比例でひとり。小選挙区候補の得票数は2万票代で、共産党より若干多い。メディアに露出している2人(大石、櫛淵)も同程度である。東京では、よだかれん氏が落選、比例復活は櫛淵共同代表だけだ。
沖縄でひとり候補を出しているが、共産党赤嶺候補のところにも立てて不評を買い、ひっこめた経緯がある。
実は親戚の若者が小選挙区は共産党、比例区はれいわに入れたという。
慢性疲労性症候群で3年ほど家にいて、いよいよ貯金も底をつき、親元でくらしてはいるがその親にも頼れないので、ようやく再就職。だが、体はきついようだ。そんな彼が「7時間働けば暮らせる社会」という共産党の政策に惹かれたのはわかる気がするし、れいわの主張も身近に感じたのも想像がつく。そのれいわ新選組は思ったようには伸びなかったという。国民民主の躍進と関係があるといえるだろう。
れいわの天敵ともいえる維新が大阪では小選挙区を凌駕。候補者を見ると、ほとんどの選挙区で立憲は候補を出していない。
野田代表が、少し前に西の方では維新、東では立憲が頑張ってお互いに連携しよう、などといっていたのを思い出す。
じゃあ、維新と連携すればいいんじゃないか、野田代表の、「大勝利」の割には沈み込んだ浮かない顔は、政局の困難さゆえだろう。
大躍進は国民民主党である。なぜだろうと思っていたら、石丸前都知事候補が応援に入って東京駅の前を若者でいっぱいにしたとのことだ。トリガー条項を主張した時もこれだっと思うと飛びついてしまう性格が、今回は若者の所得を増やす、103万円の壁を越えても非課税、138万円を超えても(追加)扶養が受けられるとか言いだしたり、軍需産業でもなんでもいいからいいものを作って売っていくそうすれば儲かる、とか、思いつきも甚だしい党首なんだが、大躍進の背景にはユーチューバー。
連合の吉野会長に立憲とよくコミュニケーションをとってくださいとくぎを刺されたとか、だが、もう止まらないんじゃないか、いや、止まれないんじゃないか??!そんなわけで、貧しい若者ではない若者が国民民主についたらしいが、貧しさとは何か、豊かさとは何か、見極めてほしいものだ。
どうでもよい御託を述べる。
まず、22区の開票立会人をしていたが、武蔵(自動読み取り機)から仕訳けられて出てくる小選挙区候補を15分程見ていたら、狛江市で山花郁夫と伊藤達也がほぼ同数、いや、山花の方が若干多いかも。それで、自席に戻って、ほかの立会人に話したのだが、山花郁夫をが小選挙区で勝ったら天変地異だけど、これは勝つかもしれないと話した。あと、八王子で萩生田が負けて有田さんが買ったら、この二つが起こったら天変地異だわよ、と。
結果は、半分だけ(山花候補の小選挙区当選)(言っとくけど私は山花候補を応援した)は実現したが八王子では萩生田が勝利した。そういうわけで天変地異ではなかったのだ。天変地異だといったのは、それだけ民意は自民党を許さないというのに傾いたということだからだが、違ったのだ。というより、国民の怒りは自民党支持層の内部ではあまり起きていないということなのだしね。
その代わり、公明党の委員長が落選。
裏金は統一教会の支援とセットなんだという認識がないのは政治とカネの流れについてはっきりとした見解を持っていないからだろうと思う。
まず、政治活動に使ったお金の流れをきちんと報告する義務が政治家にはあるが、だれから、どうやって入ってきたお金を何に使ったか。裏金を何に使ったのかも説明していない、しかも、統一教会との癒着問題は安倍元首相が凶弾に倒れて(いわば宗教2世に復讐されて)明白になった事実だったわけだから、統一教会に寄付したかそれに準ずる行為をしたのは容易に想像できるはずなのに、知りません違います覚えていませんを信じるか。
党首が落選したのは、選挙区の事情も多少はあろうが、
公明党は後退。今後の政局でどう流れていくのだろうか。大義のない政党は存在価値はない。歴史が証明している。
今回、裏金、政治とカネばかりを言わないようにしようとした候補者はたくさんいる。
私は、裏金と実は統一教会の問題はセットだと思っている。
自民党、山際大四郎が比例復活して当選したが、彼が初当選した時の選挙運動の動画を見ると明らかに統一教会の運動員が手伝っているという。元幹部も、ある時突然若者がたくさん手伝いに来た、思えばそれが統一教会だったと。
その時の秘書をしていた人間を知っているが、趣旨が違う政治家の選挙を手伝って一番嫌なのは宗教団体に行かねばならないこと、と彼が話していた。私は自民党なら立正佼成会あたりかと思っていた、また実践倫理の早起き会とかに行くも大変だろうし話を聞いているのもお尻がむずむずしてしまうだろうなあと思っていたが、統一教会だったとは、そりゃもっと嫌だろう。
その彼は立憲の一端の政治家になっている。
そういう宗教がらみゆえにキックバックの金も大きく、自民党公認をもらえなかった政治家をなぜ公明党が推薦したのか、知りたいものである。あれほど選挙直前まで、政治とカネの問題は大事だといっていた石井委員長がなぜ??
欲と権力にまみれた顔に見えるのは私だけだろうか?
旧統一教会は、独自な「政策」を自民党に履行させようとしたといわれるが、落選しそうな候補者の選挙を手伝い、実は献金も得ていたのかもしれない、そこにメスを入れるべきなのだ。
共産党は「暴いたのは日刊赤旗」と話した。選挙途中、2千万円を政策活動費として未公認候補にも支部活動費として銀行口座に振り込んだということがばれた。大変な調査力だ。庶民にとって、困ったときは実は共産党なのである。大企業にとっては困ったときは自民党なのである。
その違いは何なのか、権力持っているのと持ってないのとの違いなのだ。
ちょっと結論めいたことを言うが、国会内での与党と野党の議席がイーブンに近づいた。期待できる面と心配な面がある。
減ってしまったが共産党は困ったときは共産党を貫いてほしい。
国民は、やはり自民党はおかしいと思ったのだ。だって、伊藤達也が太ってフレッシュさがなくなったのに対して山花さんは依然としてさわやかさを残していたからかもしれないが、あの演説が下手な山花さんが小選挙区で勝つのだから。だが、八王子では萩生田は負けなかった。自民党の公認をもらってなかったからかもしれないし、公明党が推薦したからかもしれない、統一教会とはご縁を切って公明党とご縁が強くなりましたというわけだ、それを八王子市民は許したというわけだ。私としては、一生許さん八王子、という気分だが。
絶対降りたくないし、高尾山にも行きたくない。
与野党拮抗の衆議院の首班指名のための特別国会が開催される。
まあ、維新と立憲は野田代表の既定路線であればかなり連立に傾くはずだが、あの維新と組むとなると(だってうさんくさい、政治家としてもすごくうさん臭くて公明正大でもないし清廉潔白さも感じないし、まずもって温かみを感じない、支持者も嫌なタイプが多い政党というイメージなのだ。女性から見るととくに、もちろんこれはイメージとして言っているのだが、(一部削除)、女性差別者っぽい)なんかと連立したらせっかく増えた立憲の支持票が半減しちゃうでしょう。マッチョ政治への嫌悪感を再び、という時代にはなってほしくない。
立憲の党首選挙に女性の吉田晴美さんが果敢に挑戦したというが、立憲が今後政局運営において、マッチョ政治を断行することは間違いないだろう。
自民党は国民民主に秋波を送っているようだが、連合に釘を刺されている。玉木代表もそこまで馬鹿じゃあないでしょう。それに玉木の言ってることは実現不可能か?かつての社会党がした過ちを今度は国民民主がする?!
実現したいとかいう政策については立憲と話した方がいい。
日本保守党、参政党の躍進について。
狛江の得票数を見ていると、日本保守党1117、参政党1683、(鈴木みか小選挙区候補が4181で共産党候補は頑張って4769。まあ半分はポスターを見て女性ということの票といえそうだ)。
国体護持論者の右翼は、増えたといえば増えた。
幸福実現党が姿を消したが、立川駅で社民党の街宣をしていたら、胸にRのペンダントをした50がらみのおっさんが声をかけてくるので話したら、幸福実現党なんだけど、百田さんの本を読んで感銘したんだとのことで、幸福実現党は今回は日本保守党なんだろうか。
参政党もそうだが、維新が伸びないで国民が伸びたのにも関係があるが、ちょっと情報収集をする人間からすると、日本保守党は言わずもがなであるが、参政党もちょっとね――と言う政党なのである。原発利用を飛び越えて、核武装推進派だから、少なくとも、貧しくもあり、金持ちにもなりたい若者はそんなことは望まないのであって、石丸や、国民民主あたりに行くのである。また、維新を支持してきた現役世代の高給取りにしても、少し本を読んだり情報収集をすれば、維新が先ほども書いたけれども、なんだが信頼に足るような政党ではないこともわかるというものであって、国民か野田立憲に投票するのである。
というわけで小沢一郎健在であった。
日本の若者の保守化は、左翼といわれる我々が貧しさと豊かさを提示できないことにある。
本当に貧しいのは自民党や公明党の脳みその中であるが、
ほかに豊かなものがあるとかを提示できないことにある。
社民党の比例票はありがたいことに677票。たいして選挙運動も日頃の活動できていないのにこれだけ頂ける。党首の頑張りや沖縄との連帯や、平和を求める市民国民がいることの表れだ。
私自身は子ども食堂やシニア食堂、緑地保全活動をやっていて、政党の活動は全くできない。
政党活動にシフトすべきかもしれない。
それだけ平和の危機である。選挙の結果がそれを物語っている。