狛江駅前の噴水の約半分がステージに作り変えられた。
背面の滝とその下には池と親水空間が残された形となった。
議員になってすぐ、駅前の課題を取り上げ、三角地に緑陰を、街路樹をもっと大きく、などの指摘とともに、
噴水の水が緑色になり泡やゴミが浮かんでいる状態を何とかできないのかを指摘した。
そして、「水と緑のまち狛江」の「水」を象徴する噴水水辺空間が駅前にあるのは癒しになる、しかし、きれいな水が保てないなら、ふたをしてステージにするとか、花壇にするとか検討すべきと提言した。
そして、普段は、そこに高齢者も集える空間をというのが、私のコンセプトだった。
その後、「音楽の町狛江構想委員会」のメンバーに駅前噴水をステージにする案を話し、検討を勧めた。
最年少の委員で、平和フェスタで顔見知りになったDさんに話した。
その後、音楽のまち狛江構想委員会のまとめた案は、噴水を全部取っ払って屋根を付けるというもので、駅前広場に音楽イベントができる広い空間をというものだった。
それには、仰天。再び議会でなんでそんなに極端な話になるのかと問いかけた。
その後2年間ほどは、職員がよく掃除をしてくれた。
しかし、その職員も定年退職となり、市役所職員には余裕が全くなくなっていった。
そして、構想委員会の出した構想をかなり縮小し当初私が提案した案に近い、噴水をそのまま、生かして、水辺も残す計画となった。
住民説明会が2回開かれ、駅前の整備の時、噴水を提言したという市民の方がみえて、疑義を唱えて行かれた。しかし、そもそも、噴水を設置できるほど大きな広場を作れず、交通広場となってしまった駅前整備。
噴水は、取ってつけたように樹木の下。落ち葉は落ちる。それが汚れのげんいんとなる。また、夜中に何やら汚いものを投入する人も出てくるなどで、噴水の水からはジオネルラ菌も検出され、飛沫が飛ぶからと滝は止まってしまっていた。
改造した噴水ステージでは、」
噴水をバックに、ビッグバンドも演奏ができる広さで、今までのように人の流れをせき止めることなく、音楽イベントが開催できるとのことだ。貸し出しもするそうで、ただ、残念なのは、普段は立ち入りができないこと。
ここが私のコンセプトとは違うところで、普も、人が集う、腰かけたりできるようになるとよいのではないかと考える。
天然木を使用することを求めたが、強度や耐久性から初期費用はかかるが合成樹脂となった。
議員が一般質問で提言するだけでは、なかなか実現しない。
多くの人が関わって実現した噴水改造。
そうなるように、私は動いた。
今日、改造噴水上で初の音楽イベントが開催された。
音楽のまち狛江を引っ張ってきた、イズミスイングオーケストラ(故中村哲夫さんが創設した)は来年駅前コンサートを開催する予定だそうだ。