7月4日、ワクチンの積極的な勧奨の一時中止を決めた(昨年の6月14日)厚生労働省の審議会副反応検討部会から1年。
第10回の検討部会では積極的な勧奨再開となるか経緯を見つめていた。
傍聴には行けなかったが、その日のうちに資料などが厚労省のHPにアップされていた。
結論から言うと、積極的な勧奨の中止は継続される。
会議録がアップされていないので、資料と新聞報道によれば、主にワクチンの副反応の症状と出現した数、出現率とともに、症状を訴える被害者を治療した医師たちの報告が主であったようだ。
3月の審議会では、私の一般質問の前日であったが、痛みなどの訴えの原因を心因性と決め付けていたが、その後、いくつかの研究機関(大学病院)を、治療研究機関に指定して、遠くてもそこで相談や治療、といっても対象療法だが、をしてもらい、原因や治療法を見つけようとしたようだ。
結果、今回は3つのレポートが、部会に提出・報告されたようだ。
愛知医大の牛田教授、桃井教授、ほか、ざっと目を通しただけだが、少なくとも心因性だけというものばかりではないようだ。しかし、多くは心因性、思い込みなど、以外には、家庭の不和を心因の柱と思わせる報告もある。
また、接種後1.5ヶ月までの発症で発現数を出しており、基本的に大問題だ。どんなに研究してもあまり意味はない。
しかし、被害者は実験台であるにもかかわらず、藁にもすがる思いで指定病院に治療に行かざるを得ないのが本当に気の毒でならない。少なくとも最低限交通費などを支給すべきである。
ともあれ、積極勧奨の再開は見送られた。
そして健康局長の伊藤敏信が異動となった。
今度はどこで悪さをするのだろうか!
7月1日、集団的自衛権の閣議決定の日、衆議院第1会館入口に向かって道路から一台の黒塗りの車が歩道を横切ろうとしていた。その車が通るのを待たされた私の目に後部座席に座る男の特徴的な横顔と薄くなった頭髪が目に入った。
元厚生労働大臣の坂口 力氏だった。
ドアの窓が開いている。
思わず「坂口さん、子宮頸がんワクチン止めてください。ひどい服反応が出ているんですよ」と大声で呼びかけた。聞こえているはずだ、さらに2度、3度呼びかける時間があった。
こちらを向きもしなかったが確実に聞こえたはずだ。