狛江駅前の緑地保全地区。
都が買い上げ、市が管理といっても実質は市民団体が条例協定で管理をしている。
20年も前に市民が、この地区を交通広場にする案に反対し保全した。
私は、保全運動にはかかわらなかったが、8年前から整備・管理で、行政との協働作業にかかわり、事務局をしてきた。
月1回の開放日。
カブトムシも来るように落ち葉だけの堆肥つくりをしようということで、2つ目の草だめをつくった。
都の買上・整備の方針は「武蔵野の原風景をほうふつとさせる」だ。
整備のときもクヌギ、コナラ、エゴノキ、イロハモミジを補植した。
おおきなクヌギなどはじつのところない。
営農林ではなかったから。
クヌギ・コナラなどが大きくなり、カブトムシが来るようになればいいと思うが。
もちろんそのことが最大の目的ではない。
都市にあって自然の保護と再生の方法のひとつとして、一定の区域を閉鎖管理し自然の回復力に任せていく、その実践の場というのがこの場所の最大の目的であり存在理由だから。
自生するモウソウチクを使い展示パネルの廃物を基礎につくった。
私は、パネルを使うことには賛成できなかったが、話し合いでそうなったので仕方がない。
白いパネルを隠すようにモウソウチクのとその小枝を組んでいった。
大きな草だめが完成した。
ここに、外側の散策路の落葉も入れることになっている。
今年は、落葉を運び出さないような管理をしようということになっている。
狛江のみどりの中心、弁財天池特別緑地保全地区で活動する会員を募集している。
暇な時間の労力提供にとどまらない、理念を実践するために共に活動する市民に来て欲しい。
もうひとつ話題として
アオキの葉の裏のカマキリ。
今年は関東のアオキが黒くなる病気でかなり減ったそうだ。
この保全地区も例外ではない。数十本を処分した。