狛江からの絵手紙がパネルになった多目的広場にて
川口町議員の方と。
まず、3年前、川口町へ救援に出かけた市職員や消防団の活動は長く語られるもので、初当選議員として、狛江市の3年前の支援を踏まえ、川口町から交流20周年の歩みと共に、これからもよりいっそうの交流をとのメッセージを受け止め、両市町の町民・市民にとってよい交流を進めるために努力したいと思う。
その上で、震災後の復興と震災前からのまちづくりの柱の一つである観光と地場産業の振興を進める上で、どうしても自立の道はできない、合併を選んだ川口町が、再び、合併を前に少しでも自立して合併に臨みたいと思っていることを、受け止め、できることはないのか、狛江市民にとってもプラスになるようなことを考え実行していくことを狛江市議会として約束してきたといえる。
議員のひとりとして頑張りたい。
しかし、合併に関しては、少々複雑な思いで受け止める。
川口町が長岡と合併しても、次にはさらに大きな合併、小千谷市なども含め、30万都市を目指し、新潟県をいくつかの都市で構成してゆくものとし、ゆくゆくは、47都道府県を合併して、道州制に持っていく。国・州・市の役割については、若干の違いはあるが、川口町の合併がこのような構想の下での合併のひとつであると考えると、複雑な思いを抱かざるを得ないのである。もちろん自立は無理と合併を決めた川口町の思いは十分理解できる。
その上で、今日の日本の課題が、やはり、狛江や川口町のような小さな自治体の将来と密接に関係しているといわなくてはならない。
公務員を減らす、官僚を減らす、議員も減らす。2大政党政治で選択の余地も限られていく社会で、地方自治がどうなっていくのか?!権限と財政の移譲が進んだとしても、軍隊や不本意な環境行政に悩まされるのでは、大変困る。また、コミュニティーを大事にしようとしても、最小の自治体が20万・30万都市では、私たちの願いが政治に生かせるのか?!
おそらく、私たちは、もっとエネルギッシュに政治を考えていかなければならないだろう。そのために、政治をわたしたちのものとしていくことが今、もっとも重要だと思う。
狛江市民と川口町や小菅村、会津田島町などの交流のある町のために、精一杯頑張りたいと思う。