票の結果を分析するのもおこがましいけれど、
矢野ゆたか市長の4期目は、やはり、自民公明などの保守層から廻った票
(浅野市議票から高橋市長候補の票をマイナスした)1900票によってもたらされたといえる。
この票が自民候補である高橋氏に踏みとどまれば、高橋氏の辛勝となっていたはずだからである。
だから、「分裂しなければ勝てる」というのは間違った公式を引き出していると思う。
保守こそ、分裂すれば勝てるという部類の人たちなのである。
それだけ、社会は変わっていることを意識しないで
こんどこそ統一をなどという総括を出しているとしたら
可笑しい。
これは、民主・財政改革派にも言えることだ。
統一しなければ勝てないのは、改革派であり、民主・護憲派であることを覚えておいてほしい。
その意味で、分裂の中の統一を作り出し、本当の勝利を手にするためにどうしたらいいか。
今回の市議補選ではその思いを達成できなかった。
矢野・浅野票の存在を崩すことができなかったのである。
(一部修正、6月28日)
もっとも、明政のものは明政にという市民のバランス感覚には
私のドグマも打ち砕かれた。
市原、敗北である。
これからも、地道に活動していくつもりだ。